すっかりご無沙汰しておりますのぼるちゃんです。
現在田舎に住んでおります。どれくらい田舎か申しますとこの村にはチーズもマヨネーズも豆腐も売ってません。
そのかわり生きた新鮮なナマズは毎日売ってます。
もうね超ピチピチなの。
まあチーズもマヨネーズも豆腐もなくてもとりあえずは死なないからのぼるちゃんもう少しここでナマズ食って生きてくよ。
でもねひとつだけ困ったことがあるの。
本屋がないの。
いやねのぼるちゃん翻訳なんかやってるからたまに本屋の雰囲気とか浴びなきゃだめなの。
まだまだ紙の本も作るからたまに売り場の状態とか見なきゃなの。
というわけでたまに街に出かけるときは本屋に入ってみます。
ほとんど電子書籍しか読まなくなったくせにリアル本屋の重要性なんか根拠もなく信じて入るのです。
そうしないといまなんかすげえジョージ・オーウェル売れてるみたいで何社から違う訳がいっぱい出てて日本の翻訳黄金時代みたいになってるとかわかんないもの。
しかしすげえななんでだ?(←と思うだけで調べようとはしない)
で、そうしているうちに気づいてしまったのです。
タイ国大手書店の腐敗ぶりに。
たまにしか行かないから気づくことというものがあるのです。
複数の大手書店がふたつの棚に渡って腐れ切ってます。
シーエド
ナーイイン
(書店様には許可を得て撮影しています)
どちらもBL小説の棚超拡大です。
日本発祥の性的指向がインドシナ半島で棚を拡大しまくって大書店の風景を変えまくっているのです。
どんだけ需要拡大させてんだよタイ腐女子ども。
とここまで我が国日本の伝統エロチシズム思考の拡大をよろこびまくったところで、このブログを見てる読者様の頭の中にまろび出たであろう疑念がなんとなく可視化できる私であります。
この棚、ほんとにBL小説なのか? と。
無理もありません。この占有率はどう見ても異常です。
語学学習書の棚にダブルスコアで圧勝ですから。
たしかにあやしいと思うのも無理はありません。
のぼるちゃんがいくらタイ語なんとか読める能力があるとしもこの棚ふたつ分の小説全部の内容がBLかどうか読んで判断することなど不可能です。
それはもう皆様が疑うのも無理はありません。
何冊かの表紙と背表紙だけ見て適当なこと言ってんじゃねえかこの馬鹿は、と。
それもそうです。
おっしゃるとおりです。
のぼるちゃん人生においてなんどか思い込みでいい加減なことを口にしてきたこともありました。
その節は皆様大変ご迷惑をおかけいたしました。
皆様って誰なのかその節っていつなのか自分でもよくわかりませんが。
よくわかんないのはしかたないとして、ここは素直に反省してちゃんと確認することにいたしましょう。
書店で確認する手段といえば表示。
というわけで該当棚の表示を見ていきましょうまずはシーエド。
直訳
文学
大人の恋愛小説
うーん。微妙ですね。
タイ語の原文ニュアンス的にはかなり濃いグレーなんですけど直訳してみると淡くなっちゃうというここが翻訳の難しいところだと思います。
というわけでナーイインの表示を見てみましょう。
直訳
やおい小説
どっから見てもクロ。
つうか「やおい」という日本語は立派に全国的に流通しているタイ語になってしまった模様です。
日本独特のエロチシズムの形は立派にタイの地でジャンルとして確立されております。
と、いう長い前フリをふまえた上でタイ全国を一大ブームに巻き込んだタイ独特のエロ本日本語訳が17年の年月を経て電子書籍化されました。
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すみません自分のブログで告知するの忘れてました。
タイでのBL小説に負けないように頑張って売っていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。