さて昨日の大晦日。
なぜかのぼるちゃん場違いなことに日本人ご一行様主催の「バンコク都心ホテルの一室で紅白歌合戦を見ながら年越し」というリア充ハイソ臭バリバリの宴に混ぜてもらっていたのです。
ツイッターやFacebookのタイムラインでご存じの方もいると思いますが。
しかしゆく年くる年見てたら、今年一発目の鐘を突こうとしたお坊さんが、年のしょっぱなから派手にコケてしまって大笑い。
夜も深まり両国それぞれの時間でカウントダウンもすませ、広いバルコニーから都心の空に上がりまくる花火を見たりしておりました。
のぼるちゃんは大晦日の夕方からこのホテル入りし、市場で購入し背負ってきた豚大腸1.5キロを鍋にするという大役を与えられていました。
なんとかやり遂げたので充実感でついついお酒のみまくっておりました。
ああ年の最後はそれなりにいい感じで豚大腸茹でて〆ることができたな、と。
モツ鍋の充実感に全身を満たされ、脳内を循環する血液はアルコールに満たされまくっていたというわけです。
で、気づくとのぼるちゃん、ホテルのエレベーターの中にいるのです。
ひとりで立っているのです
なぜ自分がエレベーターの中に立ってるのかよくわかりません。
とにかく、すごく眠いです。
しかたがないのでしゃがんでしまいます。
そのまま瞼の裏から暗闇へ意識を落としこんでしまいます。
誰かに肩を叩かれて目を覚まします。
警備員さんです。
部屋は何階ですかと聞かれたのですがわかりません。
自分がこのホテルの何階の何号室にいたのかわからないのです。
何しろ大晦日の夕刻ここに到着してからすぐ豚大腸を洗ったり切ったり煮込んだりしていたので部屋番号なんか知るもんか。
とりあえず23と答えておきました。
自分がリトルリーグにいた時の背番号です。
警備員さんが23と書かれたボタンを押すと、ひとりまたエレベーターの中に残されました。
密室内で上昇を始めたのぼるちゃんは、ポケットに携帯電話が入っていることに気づきます。
早速、部屋にいるおともだちに電話してみますと、どうやらのぼるちゃんは29階にいたもようです。
お礼を言い電話を切って29のボタンを押します。
押せません。
ランプ点きません。
よく見るとエレベーターのボタンのところに、ICカードをかざすための空間があります。
要するに部屋のカードキーを持ってないと、エレベーターのボタンさえ押せないのです。
システムがハイソすぎて押せないのです。
しかたがないので、23階で降りて非常口の鉄扉を押し明け、非常階段に出ます。
6階分くらいの階段、昇ってやろうじゃないですか。
とは言えども睡眠不足と酒酔いと加齢で息切れ激しいです。
まるでいつのまにか年取ったみたいな感じです。
いや実際数時間前に数えでひとつ年取ったばかりなのですが。
もう心臓止まるかもとか思いながら階段を昇り、29階にたどり着きまました。
そして非常口の鉄扉を開けようとしてオウノウ。
鍵がかかっているわけではないのですが、このドア、鉄扉に取っ手がついていません。
外から開けられないようになっているのです。
セキュリティ的にもハイソにセーフティなのです。
一瞬、唇を鉄扉に吸い付けてその吸引力で開けてやろうかとも思いましたが、その方法ではどう頑張っても無理なので当然あきらめました。
しかたがないので再度電話し、おともだちに中から非常扉を開けてもらってようやく部屋に戻れたというわけです。
そんな感じでわたくしの平成24年こと仏暦2555年がはじまりました。
こうなったのはきっと、数時間前に派手にコケたお坊さんを見て大笑いしたバチが当たったのだと思います。
どう考えてもひとを笑えるような年始ではないです。
お坊さん笑ってごめんなさい。
というわけなので今年は昨年にもまして慎ましやかかつおしとやかな感じで、地味にひとつひとつ仕事を潰してゆこうと思います。
それでは今さらですが皆様ハバナイス賀正。
(客観的な報告↓)
http://5956.blog.so-net.ne.jp/2012-01-01