秘密の午後。

whitestoner2005-10-19

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 タイ語原文と英語抄訳を見比べながらにっぽん語化して午後になったらいつものように人妻美子(仮名)様(人物紹介)が、あたしたちいなくなるから電話番お願いね、と言って姿を消す。


 しばらくすると電話がかかってきて、日本料理食べにつれてくから、事務所電気全部消してちゃんと戸締まりして今あたし達がいるショッピングモールまで来なさい、と言われる。加えてマダム(人物紹介)には口外しないよう固く口止めされる。


 どうやらマダムの用意してくれた午後のごはんをぶっちして、日本料理としゃれ込むらしい。で、バイクタクシーに乗ってショッピングモールに駆けつけると、日本料理とは、おいし、食い放題。


 そう、すししゃぶしゃぶ食い放題。これをなぜかこの店では、しゃぶし、と呼んでいて私以外の人たちはにっぽん語だと信じて疑ってない。ちなみにこの店の醤油ビンにはなぜか、スーソ、と本気で書いてある。


 間違いなくこの会社にっぽん人雇ってやがらねえなと思いつつ、みんな死ぬほど食いまくり、食いまくって事務所に戻り仕事再開すると、マダムが晩飯の焼き豚ご飯を持ってきてくれる。ごめんなさいお腹いっぱいで食えませんとは死んでも口に出せず、夜遅くになってから食います、ありがとうございますと笑顔でお礼を言うあたしももうすっかりそんな対応が出来るオトナ。





 ええ、タイ時間二十二時三十三分、これから焼き豚御飯を一人前蹴り込みます。まだ満腹です。いくら事務所のマネージャーである美子(仮名)様にご馳走になったからといって、マダムをないがしろにしたバチが当たったのです。


 仕方ないから食いますよう。





 でも、あたしだけにバチが当たるのが納得いかないのですが。