風の谷の不敬罪−森へ帰りなさい。


 昨日は作業テーブル左手の腐海を浄化しました。それはもう見事に電気鍋などを入れておいたダンボールが崩れると言うよりほとんど溶けかかっています。

 とりあえずその中に入っているものをさらに左手に存在する手つかずの腐海の上に乗せます。そして私はそこで発見したのです。




 見事に破壊しつくされた王室用語辞書を。

 マジですかあんたどういうことですか立憲君主制のこの国で王室関係の書籍を破壊するということがどんなことかわかってるんですか? 

 というかそんなことするなんてあんたそれでも人間ですか




 いや白アリなんですけどね。

 いやしかし惜しいです。三行打ちの時代を感じさせるタイプで作られた辞書で、あたたかみ溢れるハンドレタリングの表紙だったのに。

 しかしさらに、それに勝るとも劣らない価値ある書籍が被害を受けていたことが発覚。

 王室用語辞書とは違った意味で非常に惜しいです。

 間違いなくどっちの書籍も絶版です。もう手に入りません。


(この文章はメールマガジンで配信されたものを転載しております)