内臓脂肪発熱。


 ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい。

 また懲りずについリングに上がってサンドバッグを蹴ってしまいましたのです。

 そしてその後五十キロちょっとくらいの選手と首相撲ありの軽いマススパーリングを三ラウンドほどやってしまいましたごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい。
 やってたらふらふらして抱き込んだ相手の頭がすぽっと抜け彼の後頭部がわたしの顎を打ちましたごめんなさい痛いですごめんなさい。その後さらにグローブを付けてパンチだけのマススパーリングを二ラウンドもやってしまいましたごめんなさい。

 終わった頃にはもうなんかお腹全体が熱を持っているのですそうなのです不摂生でたまりまくったわたくしの内臓脂肪に張り巡らされた毛細血管に酸素を含んだ熱い血液が一気に流れ込んでもうなんかお腹全体がおかしいのですごめんなさい。

 シャワー室で立ち上がれず三十分ほど水を浴び続けてお腹を中心に身体中を冷やしてたら何とかなりましたがそれはもう試合後の酸欠状態きわまりないような鈍く熱い苦しさが身体中を巡ってますごめんなさい。

 おそらくあさってくらいにこの乳酸まみれの筋肉が痛みで満たされるのでしょうがとにかくできればなんとかそんなに痛くないように痛くなって欲しいですごめんなさい。

 誰に謝ってるのか良く分からないけどごめんなさい。