クーデターのおはなし。


 おともだちが戒厳令下に戦車なんか撮影に行ってやがります。危ないっちゅうに。というかぶっちゃけ現地にいてオファーがあれば俺が行ってたはずだからなんか悔しい。

 でも危ないの。間違いなく危ないの。これまでは何かしら流血惨事になってるんですから、とか思ってたらなんかタクシン派の抵抗もなくまったりとした雰囲気に。四月の時点ではタクシン派もけっこういたのになあ、つうか選挙じゃ一応勝ったのに。

 なんかやっぱり王様に言われてやめる、って決めたのにいつまでも居座ってるずるさがさらに反感買ったんだろうなあ。

 つうわけで政治的衝突でタイがいかにこれまで流血惨事を繰り返したかがよくわかるウィン・リョウワーリンさんの本を二冊紹介。『空劫の大河ータイ民主革命綺談』(平行線上の民主主義)って小説と、あと短篇集『インモラル・アンリアル』の中にもそういった内容の短篇が入ってます。



インモラル・アンリアル―現代タイ文学 ウィン・リョウワーリン短編集
インモラル・アンリアル―現代タイ文学 ウィン・リョウワーリン短編集Win Lyovarin 宇戸 清治


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 なんにせよ、タクシンさん含め、誰も死んだりケガしたりしませんよーに。