パシリ優等生。


朝のお供え。


招き女神にはお茶。



精霊にはお酒。


11時に出勤してお掃除をします。

それが終わるとメーとふたりでまかない食べます。


(太麺醤油炒め)

しかしこの店の床、粘ります。

モップで拭いても拭いても粘ります。

まるで店長がやる気をなくした餃子の王将くらいに粘ります。

あの革靴の底に貼ったタイヤゴムが剥がれまくるくらい粘ります。

厨房の床がタイル張りでなく水はけが悪いのが原因でしょう。

どうしたらいい?

とメーに聞かれてすのこの導入を提案してみました。

メジャーもないのでA4の紙で厨房のサイズを適当に測り、ホームセンターで調べたすのこを敷いた図面を適当に書いてみます。

その結果1万円ほどすのこ代がかかるという結果になりました。


さて、どうするのでしょうメーは?

(きっと私がタイに行くまでに結論は出ないと見た)


夕方のまかないは朝の残りの太麺醤油炒めと、



(南部魚カレーとすまし汁)


そして今日も夕方から歌舞伎町の店へ。

掃除をすませて無料券を配ります。

小雨です。

みんな傘持ってます。

配っても無意味です。

誰も取ってくれません。

しかたなく店に戻ってまだ何百枚もある無料券にスタンプを押してゆきます。

これ全部配るのは1ヶ月以上かかるだろうなあだからタイから戻って六月までに配れるかなあ。

などと思っていると雨がやみます。

下に降りて配ります。

やんでも傘持ってます通行人は。

結局、十枚も配れていない時点で社長から電話。

これから買い物するから自転車で来いと。

いっぱい買うからひとりじゃ無理だと。

で、行くと、何万円分ものお酒を買う社長。

おそらく三十キロはあるだろうと思われる酒瓶を前カゴ入れて両ハンドルにぶら下げおそるおそる自転車こいで帰ってきました。

その後さらに野菜を買いに行かされます。

社長はちゃんと間違わずに買ってくると、良くできました、とほめてくれます。

おそらくこの店、いままで普通に買い物できるひとが少なかったのだと思われます。

たぶん外国人ばっかり雇ってただろうから。


どうやらこの店でのわたしのウリはパシリらしいのでこれからもミスなくちゃんと言われたものを買ってこようと思います。

結局買い物が終わると9時半少し前に帰っていいといわれて帰ってきました。