昨日のお話し。−アランヤの朝。


 すみません昨日の朝の話で恐縮です。

 バスチケットなんですけど私の前に並んでいたおじさまが一気に三人分ご購入されたためにタッチの差で三十分遅れの二十一日午前四時発のバスになり今出発前のバスの中でこれ書いてます。

 ところで全然関係ない話なんですが、今さっき、このバスの横、私が座っている窓際の席のすぐ下でおばさまがてんかんを起して倒れられました。

 女性の車掌さんがしばらくして抱きおこしにいかれたのですが、おばさまなかなか重いらしく大変そうでありましたです。でもおばさまは一人で何事もなかったように歩いて行かれたのでひとまず良かった良かった。

 で、今私は気付いたのです。今回もわたくし、服を持って来ていない事に。と、言っても全裸でこの国境行きのバスに乗っているわけではありません当然。ちゃんと服着てます。

 そもそもそんな皆様にさらせるような裸じゃないんです私の場合、というか、そんな事したら間違いなくこのバスから降ろされるわけですが。

 いやちょっとした防寒具がないわけです。ホラ朝、八時頃に着いてバスターミナルから国境に行くんですけど寒いんですよその時。トゥクトゥクかバイクタクシーしか国境までの交通手段がないわけですから。

 昨年十二月から毎月、国境に行くのはもう四回目だと言うのに今回も寒い思いをしなければならないという事が決定したわけですよ。

 でも持って来なかったのはしかたがないのでとりあえず寝まーす。おやすみなさーい。






 大丈夫でした。


 いやあ、いつもより三十分遅かったせいか寒くなかったです。ぽかぽかしてました。おかげで国境まで向かうバイクタクシーの後部座席で寝ぼけたままでしたが。ていうか眠ってました。危ないですね。いやあでもぽかぽかしててよかったよかった。そういえばそんな季節なんですね。


 ただ、すぐに猛暑に照り付けられて泣きそうになりましたけどね。


(この文章はメールマガジンで配信されたものを転載しております)