M.J.Q presents 天罰なんてクソ喰らえっ!!! Vol.4 M.J.Q vs 野狐禅


ちゃんと昼過ぎに起きて洗濯しましたよ。

で、社長の店へ。

ちゃんと行く前に約束通り電話したけど社長出なかったので。

店に行っても社長はいません。

しかたなく置き手紙を残して下北沢BASEMENT BARへ。


ええ、野孤禅とM.J.Qのライヴなんです。

ふたついっぺんにに観れるんです。

遠藤ミチロウさんが長崎にひとりで来てギター一本でライヴやって下さったんだから、あたしが東京で遠藤ミチロウさんを観てもいいかと。

それにM.J.Qだし。

Unplugged Punk
Unplugged PunkM.J.Q.

おすすめ平均
starsすごいインパクトです
starsこれはまさしく21世紀のパンクである

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ドラムとアコースティックギター二本編成の遠藤ミチロウさんを聴けるし。



まず、野孤禅のライヴがはじまりました。

野孤禅はピアノとアコースティックギターの二人編成のバンドです。

とてもいい感じのお兄さんたちで、あたしはもちろん松本人志さんのお気に入りでもあるらしいです。(3分19秒くらいからご覧下さい)

とりあえず初期の曲貼っちゃえ。

野狐禅 - 鈍色の青春 - 自殺志願者が線路に飛び込むスピード (アルバムバージョン)

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東京23区推奨オモイデ収集袋(初回限定盤)(DVD付)野狐禅 江川ゲンタ 高橋太郎

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stars好きなの。とっても。
starsあーもうダメだと思ったら野狐禅聞こう。
stars野狐禅体験すべし
stars泣かされるアルバム
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アコースティックギターリードボーカル竹原ピストルさん。


竹原さんはとてもパワフルにギターを弾きます。

フォークギターは普通、前腕を使って弾くのです。


でも、このひとたぶん僧帽筋で弾いてます。

ボクシングやってたらしいのでヒットマッスルを演奏に応用しているのでしょう。

間違いなくそうです。

今日、ぼくがそう決めました。



一方、ピアノとコーラスの濱埜宏哉さん。


この方もパワフルに鍵盤を叩きます。

叩くというより全体重を鍵盤にぶつけているような感じです。

暗くて見えないですが、おそらく鍵盤から音が出ているとき、一瞬足がステージの床を離れているものと思われます。

柔道一直線近藤正臣が達した境地に別の形で達しているものと思われます。




すばらしい。

アコースティックギターとピアノだけでここまでパワフルな人たちはそうそう見れません。

見に来てよかったですよ。



で、M.J.Qですよ。

次はM.J.Qですよ。

遠藤ミチロウさんの楽曲をやるバンドですよ。


ボーカルとギターはもちろん遠藤ミチロウさん。


サポートギターは山本久土さん。


ドラムはクハラカズユキさん。



すげえメンバーです。


つうかメンバーの経歴よりも目の前で繰り広げられている演奏がすごいです。



MJQ / 音泉ファック



MJQ / オデッセイ 2005 SEX


アコースティックギター二本とドラムですごい迫力なのです。

野狐禅からM.J.Qに変わって若いファンが最前列から下がったので、ぼくも前から二列目に行きます。

ぼくの目の前にはパンクな青年がいます。

その隣にはかなり貫禄があるパンクなおねえさんがいます。

なんか弟分を連れてきたといった感じです。


ミチロウはあたしの二十年来のオナペットなのー。


なんておっしゃってます。

おねえさんの肩にはパピヨンのタトゥーが彫られていて、演奏にあわせてそれが上下にゆれます。

おねえさんかっこいいです。



アンコールはワルシャワの幻想。






ミチロウさん上半身裸で拡声器を持って登場です。

とても57歳の身体とは思えません。

かっこいいなあ、などと思っていると、目の前のおねえさんがもう萌え萌えオーラを背中いっぱいにぼくの方に噴射しながらゆれてます。

それはもうしかたがないです。

二十年来のオナペットが二十年前と同じ肉体を維持したまま目の前にいるのですから。


そのときでした。


メシ食わせろ! と叫びながら前に出したミチロウさんの左手が、おねえさんの顔面に接触

とたんに私の目の前にあったパピヨンがゆっくりと倒れてきます。

おねえさんが軽く失神したまま私のほうに倒れてきたのです。

わたくしはあわてておねえさんの背中を支えます。


おねえさんは数秒で我を取り戻しますが、なんかキャーキャー言いはじめ、今度は別の意味で我を失ってます。


演奏終了してもキャーキャー言ってるおねえさんが、ふと私のほうを向いて、ごめんなさいね、とおっしゃいましたので当然、おめでとうございます、と言葉を返しました。

互いに微笑みあうぼくとおねえさん。



おねえさんはこれから家に帰っていつものようにミチロウさんをおかずにするのでしょう。




二十年もの長きにわたっておかずにしてもらい、57歳になった現在もおかずにしてもらえる遠藤ミチロウさんはやはりすばらしい表現者なのだなと思いながらわたくしは家に帰りました。



前回も言いましたが、



こんな57歳になりたいものです。