クラブ(ママがいてカラオケがある方)。


めくるめいております。

朝6時にもなろうかというのにわたくしはお知り合いになったばかりのヤンエグ若旦那(仮名)に連れられて歌舞伎町のカラオケがあるクラブでビールなどご馳走になっております。

一緒に若い女性2名と男性2名も一緒です。

パーティーはいつのまに増殖しているのです。

ヤンエグ若旦那(仮名)はわたくしに歌ってみせろ、と言います。

そうここは歌舞伎町。

通常の通信カラオケの他に泰歌謡のカラオケなどというものも完備しております。

わたくしすかさず得意どころを3発蹴りこみます。

無難な選択の3発です。



1.ワニポク。
原曲↓



2.クンパーパン。
原曲↓



3.メーサイ。
原曲関連リンク



歌い終えると店におられたご年配のタイ夫婦からさらにリクエストなど入ったりいたします。

お前これ歌えと。

ありがたいことです。

ああよかったよかった。

平成十二年から十三年にかけてひとりで浴衣着て日の丸背負いネイチヴしかいないコインカラオケ酒場で歌うことだけが唯一の娯楽だったパパデーンのあのアウェーまみれの日々が報われております。

代々木のオーディエンスとは大違いです。

やばいですよお金払って飲んだり歌ったりしにきてるタイ人のみなさまがわたくしの存在をよろこんでくださってますよ。

まさに完全なホームのぬるま湯状態ですよ。

やばいよなあやっぱり俺の現実は代々木にあるよなあ歌舞伎町のこの状態にならされちゃったらまずいよなあ

そもそもアウェー感を求めて東京に来たというのに。

ほら実家ってある意味究極のホームじゃない?

などと思っているとヤンエグ若旦那(仮名)が、クラブ(踊る方)に行くぞと。

仲間が待ってるらしいと。

行くからお前もついてこいと。

え?

あの。

今、朝の7時すぎなんですけど。

ラジオ体操終わってる時間なんですけど。

でも、そんな時間でも余裕でやっているようです。

土曜日の新宿ですから。




で、なんとか1時間くらいみなさまで踊って午前九時前に解散。

ヤンエグ若旦那(仮名)に別れとお礼を告げて自転車で部屋に戻ってお風呂入ってお休みなさーい。

この12時間以内に目の当たりにしためくるめく状況をなかったことにしようとつとめながら目を閉じました。

あんな世界にしょっちゅう首つっこんでたら潰れちゃうよね僕。

それこそいろんな意味で。