職人さんを待ちながら。

 朝から管理人さんに確認したら夕方18:00に職人さんが来てくれるとのこと。


 ああようやくかと思いつつ部屋にこもります。


 いろいろオフラインでできる仕事をこなします。


 さて夕方18時になりましたが職人さんは来ません。


 ああこれは軽く遅れて来られるのかなあと思いつつ一時間ほど待っても来ません。


 管理人さんの携帯にショートメールを送ります。


 送りながら柔軟体操など致します。


 自分の身体の硬さに絶望的な気持ちになります。


 考えてみたらわたくしはこの二年間自分が自由になる空間が二段ベッドの上ひとつだけで、十分に身体を伸ばすスペースがなかったわけです。


 絶望的な気持ちになると人は自然と現実逃避に走ります。


 仰向けになって身体を伸ばした姿勢のまま目を閉じると意識が遠くなってしまいました。


 ふと目が覚めると午後8時過ぎ。


 ドアがノックされた様子もなければ携帯に着信もありません。


 私は再度管理人さんにショートメール発信。


 しばらくして管理人さんが電話がかかってきて、のぼるちゃんあのね今職人さんはこっちに向かっててるけど雨降ってて渋滞してるからもうすぐもうすぐ着くって、とおっしゃいます。


 しかたがないので待ちます。


 もう雨はほぼあがってます。


 時間は21時を過ぎました。


 職人さんは来ません。


 管理人さんに電話しました。


 管理人さんからは職人さんが電話とってくれないのよお、という答えが返ってきました。


 どうやらドツボにはまり込んでしまったようですわたくし。