国境を越え無事ラオス入国を済ませ、ありとあらゆるタクシーの客引きを、高い、の一言で切り捨て続けると一台の乗合軽トラに行き着いた。
乗客はわたくし以外すべてラオス人。
途中で積み込まれた三尺ささげの大束は一束100バーツだそうです。
そのままタイ国大使館に直行。
写真を持ってくるのを忘れたので大使館前のお店で撮影してもらう100バーツ。
ついでに朝ごはんも食べる40バーツ。
明らかにこの場所は何もかもが割高。
まあ大使館前だから外国人相手のボーダービジネス故いたしかたないか。
申請終了し前回宿泊した川そばまで歩こうと試みる。
途中で雑貨屋に寄ってビアラオ飲みながら川そばがどこなのか聞いてみるが要領を得ない。
つうかこの雑貨屋のお母さんはうちの娘が大阪に交換留学で一年留学したのよ、とその話しかしたがらない。
日本語話してないから忘れそうでねえ、話してあげてほしいの、今いないけど。
それはそれは楽しそうなオファーだがいないのなら致し方無い。
とりあえず携帯番号とメアドとひらがなの自己紹介だけを書いた紙をお母さんに渡し、別れを告げ歩き出す。
地図もなく歩き出す。
迷うことは目に見えている。
経験上目に見えている。
つうか冷静に考えれば誰だってわかる。
一時間頑張ってネット屋を探し、グーグルマップで自分が道に迷ってる場所を確認。
かなり遠い。
歩きは無理だどう考えても。
バスを待ってみるが来ない。
来たとしても行き先の地名自体を知らない。
あきらめることにした。
とりあえず車を捕まえ市場を目指す。
で、市場に着いたのでサンドイッチを食う。
このタイプのサンドイッチはタイにはない。
あったとしても気軽に食えない。
ちなみにカンボディアにはある。
旧フランス植民地の名残りだ。
植民地化は当然いかがなものかと思うが、このサンドイッチに罪はない。
食うたびにインドシナまでわざわざ来てくれてありがとうという気持ちになる。