たこ焼きBEEF物語――朝、起きるとラッパーさんにDisられてました。

 3月18日の朝でした。


 朝、目を覚ますとラッパーさんにDisられてました。


 YouTubeで。



(以下の文章はできればこの動画↑を聴きながら読んでくださるとうれしいです)




 It's Showtime!


 どうものぼるちゃんという言語藝人です♪


 バンコク(洪水特別警戒区域)住んでる者です♪


 3月18日にFujiyama Night Vol.20というイベントを主催♪





 してるわけないじゃないですか。


 呼んでいただけたんですよ今回初めてこのイベントに。


 初めて純日系のライブイベントに呼んでいただいたわけですよ。


 ライブの二週間前に突然オファーいただいたんですよ。


 しかもありがたいことに40分から45分やってくれといままでやったことがない長い尺でのオファーをいただいたんですよ。


 だからもう毎日ひとりで練習してて、このブログに告知する暇もなかったんですよ。


 そんな弱い立場のバンドのいちボーカルなのにどこをどう勘違いしたら主催者になるんですか?




 でもびっくりです。


 面識こそありませんがキャリアも長く、作品もまっとうにリリースされているラッパーさんがわたくしをDisっておられるのです。


THE FREEMAN
THE FREEMANMEKOLI 真田人&K@zzzy ボジョ&YOSHI ARK&SKIPP KURI&ただきひろし Kamuri 熊井吾郎 Baby Rip ZIGHT a.k.a SANZO KSC&BUCK DRAFT

LABEL HITOLI 2009-10-09
売り上げランキング : 395947


Amazonで詳しく見る
by G-Tools


 本日ライブ出演五回目のバンドのボーカルをつとめさせていただいているわたくしが勘違いでラッパーさんにDisられているわけです。





 と、いうよりなんですか?



 わたくしが寝てるあいだにむちゃくちゃ拡散されてるじゃないですかこの動画。



 フォロワー数四桁の強者ラッパーが♪


 いきなりやってきて容赦無く♪


 フォロワー数三桁の弱者をDisった動画をあちこちに貼りまくってるわけです。



 いや、名指しでもなんでもないんですが、明らかにわたくしなのです。



 だって動画に写真出てくるもの。



 拡大してみるとばっちりわたくしだもの。


 つうか誤解招かないように「画像はイメージです」と断り書き入れてんのに、その写真をわざわざ使うとかありえないですよ。


 なんですかこのおっちょこちょいぶりは?


 アイコンとかにモザイク入れて気を使っているつもりなのでしょうが、着てるTシャツにもモザイク入れなきゃ意味がないわけですよ。


 だってそれステージ衣装だもの。


 そのシャツ着て雑誌の表紙になったり、ステージで歌ったりしてるもの。



 それどころか8年ほど前、その舞台のVCDが10万枚以上もタイ国内で売られちゃってるもの。



 ジャケットにも写真出てるもの。



 モザイクの意味無いです。


 もう完全にアウト。


 誰が見たってわたくしです。


 わたくしがメールか歌でお返事待ってます♪ って言われてるわけです。


 四桁の人たちの前で。


 まあ、動画自体は楽しいのでわたくしもちゃっかり自分のフォロワーさんに拡散しましたが。




 ああああでもなんで?


 こんないきなりライブ当日にキャリアの長い強者ラッパーが♪


 いきなりやってきて容赦無く♪


 今回でライブ五回目のバンドの弱者ボーカルをDisってこられても参ります♪



 しかも、なんかシンガーソングライターさんらしいんで♪ とかおっしゃってます。




 出たなウィキ厨。




 いや、それ違うから。


 わたくし、自分のことシンガーソングライターだなんて言ったこと一度もないから。


 ウィキペディアは公式発表でもなんでもないからちゃんとウラをとってご利用ください。


 表現者としての基本ですよまったく。


 出来れば公式サイトとかアマゾンとかを見て欲しかったなあ。




 というかウィキペディアにもちゃんと、本人は言語藝人を自称、って書いてあるはずなんですけどね。


 つうかウィキ厨のラッパーさんなんて初めて見たぞ。


 なんかすげえありがたいものを見た気分。




 まあメールか歌でお返事待ってます♪ って言われたのでメール出します。


 歌は無理。


 だってうちのバンド、当日以外に音合せやれないので、どう考えてもこれからは無理。


 つうかぶっちゃけわたくし、自分のバンドの中でも一番の弱者なわけですよ。


 確かにバンドのコンセプトなどはわたくしが考えてはおりますが、音楽的な素養が段違いなわけです。


 このふたりとバンドやってもらうために全国まわって路上ライブ修行とかやって、ようやく結成できたバンドなわけです。


 楽器の編成とかそんなもの何も知らないで組みたいって人ふたりにお願いしたからアコースティックギター三本とかよくわかんないバンドになってるんですよ。



 ふたりのほうがギターが上手いから♪


 のぼるちゃんは34歳で初めてギター買ったバカだから♪


 ここでこうして言っとかないと♪


 俺がバンドの中で一番えらいと思われちゃうじゃないの♪




 いやでもこうしてるあいだに数時間後にライブを控えたのぼるちゃんはどんどん追い込まれて行ってるのです。


 なんかもうこっちにとって都合の悪すぎる誤読とかおっちょこちょいとか勘違いとか人違いで追い詰められていってるわけです。


 おそらくこれHIPHOP界でいうところのBEEFってヤツなんでしょうけど、なんでまたアコースティックギター三本のトリオバンドにそんなもの仕掛けてきてるんでしょうか?


 おっちょこちょい通り越してスットコドッコイ極まりない勘違いです。


 つうかそもそも人違いですし。



 もうねすげえ高そうなスタジオひとりで借り切ってレコーディングできるくらいの資本力を持った強者が♪


 いきなりやってきて容赦無く♪


 メンバーの家の給湯室でしかボーカル録音できない弱者をいじめにこられても参ります♪



 つうかうちのバンド、スタジオ練習すらしたことないんですよ。


 ライブ当日のリハーサル以外は、PV撮影を兼ねてうちの屋上で一度やっただけなんですよ。


 そんな弱者なのになんでいきなりそちらの勝手な勘違いで強者に仕立て上げられてるんですか?




 という訳でラッパーのMek様にメールを書きます。


 Mek様はあちこちにおっちょこちょい勘違いDis動画貼りまくってるのでFacebookですぐ見つかりました。


 初対面ですし、ミュージシャンとしては先輩ですので今夜のイベント来ませんかと、礼儀正しく誘ってみます。


 もちろん勘違いです人違いです主催者じゃないです、と大事な部分を漏らすことなく。



 即座に礼儀正しいお返事が返ってきました。


 いらしてくださるみたいです。


 ああよかったよかった。




 とか一息ついて練習でもしようかと思ってたらMek様の大拡散が功を奏したのか、殴りこんじゃえなどと無責任に煽ってらっしゃる方を発見。




 Mek様もノリノリで反応されてらっしゃいます。


 その瞬間わたくしは覚悟いたしました。


 どうやら今回はこのBEEFという儀式に則らねばならないのだろうなと。


 そもそもわたくしはかつてボブ・マーリーの歌詞について書いた作文でブロンズとか賞金とかもらったことがある人なのです。


 さらには、バンコク都内でアフロな皆様に押しかけボブ・マーリー流しやるくらいにルーツ系の人なのです。


 つうか過去にSLAMイベントに出場してるじゃん。


 新宿ではラッパーさん相手に一回戦負けしてるじゃん。


 なのでHIPHOP系のBEEFというものを知らなかったではすまされないのだろうなと。


 この突然降って湧いた弱い者いじめからは逃れられないのだろうなと。






 しかたがありません。


 時代は多少古いですがルーツ系の儀式で許していただきましょう。


 ボブ・マーリーがPNPとJLPの党首を舞台上げたみたいな感じで。


 なんとなくワン・ラブ的やり方で舞台に上がってもらおうかと。




 つうかそもそも、うちのバンドってなんか歌いたいことがあって作ったバンドじゃないわけですよ。


 歌いたいことなんかなんにもないんです。


 ただ、そこにあるいいなと感じる歌やものを翻訳したり変形したり錯乱させたり変圧したりして作ったおうたを歌いたいだけなんですよ。


 歌詞がタイ語だと興味が沸かないけど、日本語だったら歌ってみたいとか思う人がいるかもしれないじゃないですか。


 そうやってできたおうたを、他の日本人やタイ人のアーティストが歌いたいと思ってくださればすごくうれしいなあとか思ってやってるわけです。


 だから、別に歌でなんか言われて歌で言い返したりとかありえないんです。


 まあそうは思っててもリスナーには結果的に違う風に受け取られることもあるかもしれませんが別にそれを否定する気もないし。


 音楽性について否定的なことをいろいろ言われたら聴いていただいてありがとうございますとしか言いようがないんです。


 Dis返しとかありえないです。


 この国のカラバオってバンドの有名な歌でも「音楽に競争なんてないんだ」って歌ってますしね。


 そんなんやりたかったら格闘技の試合とかに出てますよ。


 そんなのはもうどうでもいいお年頃なのでおうたを歌ってるわけです。





 というわけで本気で誘ってみることにしました。



 あれ? 英文字2文字で笑って流されてる……、




 そうかわたくしの説明が足りなかったんですね。


 ではもう一度本気で。



 今度はひらがな2文字が増え英文字が1文字減りましたが、相変わらず笑って流されているようです。




 しかたがありません。自らの恥を晒しながらもう一度お誘いなどしてみましょう。





 ようやく漢字が出てきましたが相変わらず笑って流されているようです。


 もう既に笑って流されてるあいだにメンバーふたりの了解も取っちゃったから一刻もはやく出るかでないか決めてもらって連絡しないといけないし。


 つーか、わたくし早くこの件片付けて自分の練習しないとまずいんですけど。


 じゃないと今回のライブ前に現地でやる最初で最後のリハーサルでメンバーふたりの足をさらに引っ張っちゃうことになっちゃうんですけど。


 ただでさえ優雅にチャオプラヤ川で船をチャーターしてPV撮れるくらいの財力的強者が♪


 じらしのテクニックまで使って容赦無く♪


 みんなに協力してもらって洪水の中子供用自転車で走りまわるPVに200バーツくらいの予算しか出せない弱者というか貧乏人をいじめ続けられても参ります♪




 致し方ありません。


 かくなる上は公開の場で殴り込み詳細を振るしかないです。


 やるかやらないか一刻も早く決めてもらわなければなりませんのです。


 じゃないとわたくしがやばいです。


 さっき歌詞のカンペ書いたばっかりなんですがそれ覚える時間すらないんですから。


 あんまり難しいラップ振って嫌がらせと思われてもまずいので、簡単な穴埋めラップにして、資料を添えて速攻ツイート。





 速攻でOKが出ました。


 で、ようやく自分の練習です。


 でもなんか精神的に落ち着かないのです。


 力の配分ができなくて練習すればするほど喉が痛くなってくるのです。


 と、そのとき。


 タイムラインに今日のイベントを告知するツイートが流れてきました。


 こちらの日本人社会で有名な実業家の方が今日のイベントを告知してくれてます。




 ありがたいなあと思ってクリックしました。




 え?


 なにこれ?


 もう勘弁して下さいよう…‥。


 日本人社会で知名度の高い強者が♪


 5倍以上のツイート拡散力(フェイスブックのフレンド数含む)を持って容赦無く♪


 引きこもりの弱者である言語藝人に♪


 キャリアの長いラッパーさんとの♪


 対決煽られても参ります♪


 しかもガセネタをガセネタのまま拡散してるし。




 つうかあなたこのイベントの主催者とも面識あるでしょ?


 わたくし以上に会ったことあるはずですが。


 常識的に考えてわたくしが主催者、ってありえない話ですよね。


 そもそもツイッターFacebookでわたくしとも繋がってるじゃないですか。


 なんでダイレクトメッセージ送って確認しないの?


 少なくとも4日以上前には今回のイベントでたこ焼きやるって知ってたはずなのに。


 なんで確認することもなく当日の昼過ぎ本番まで8時間切った時点でむちゃな対決煽るようなブログエントリ書いてツイッターFacebookで大々的に拡散するかなあ。




 なんか人間不信ですよ。


 なんで面識がある人間が確認もせずにそんな事をするのか。


 人間不信のままギターを持って家を出ます。


 なんか自暴自棄になって会場に行く前にタイ焼酎と象ビールなんか飲んでしまいます。


 で、二時間前に会場入りしました。


 メンバーのマコ様とニケ様はすぐに来てくれたので酔っ払ったまま早速リハーサル開始です。


 今回は新しく演る曲が6曲もあるのです。


 一度も合わせてないので今この瞬間しか練習できないわけです。


 でもちょっと歌ったらすげえ喉痛くなっちゃってもう心の中で泣きそうなのです。


 しばらくしてMek様がいらっしゃいました。


 礼儀正しく初対面の挨拶を交わし、今回はすいませんでしたと頭を下げられます。


 いえいえこちらこそ急にお呼びだてしてすみませんと挨拶をして主催者とたこ焼き担当のひとに紹介します。


 なんかちゃんと話されているようなので誤解はとけたもようです。


 というか時間無いのでリハーサルをやります。


 他のバンドの方の邪魔にならないように途中ステージを明け渡して離れたところでやります。


 Mek様にも混ざってやってもらいます。


 どうやら私が彼にラップ開始の合図を出さなければならないみたいです。


 なんかまたこの土壇場になってやることが増えたぞ。


 と、いうわけでわたくしひとりがテンパったまま本番になりました。


 実現したコラボ動画は以下です。



 すみません。


 二番の歌詞まるごとすっ飛ばしました。


 あまりにもテンパってたもんですからなんかすみません皆様すみません。


 つうかこの曲にかぎらず他の曲も歌詞ところどころ間違えてすみません。


 反省のために当日生配信した録画のリンク貼っておきますです。





 なんかもう終わったあとは完全脱力。


 誤解もとけたしコラボもやって言いたいことステージでラップしていただいたし。


 わたくし個人のミスがところどころあったものの10曲何とかやれたし。


 ああよかったよかったとお世話になった皆様に頭を下げつつ呑んだくれながらイベント終了。




 あとは一緒にコラボやった動画を公開して終了、と。


 きっとMek様の方からも勘違いしてDisりましたというアナウンスがあることでしょう。



 で、二日後、動画を公開します。


 Mek様の方からは特に勘違いDisについてのアナウンスはありません。


 ですがコラボ動画は拡散してくださってるようです。


 まあいいかそれで。


 こっちはちゃんとやったから。


 そう思いながらMek様がFacebook内のあちこちに拡散させた勘違いDis動画のコメント欄にコラボ動画を貼っていきます。


 なんか開けっ放しのおもちゃ箱にひとつひとつ蓋をしてゆくような作業です。


 ああこれで終わったねえなんか慌ただしかったけど。


 などと思いながら自分の仕事を進めておりましたら三日後、Mek様がこんなツイートを。







 なにそれ?


 バンコクのかた またパクんないでくださいねw って……。


 もう既に誤解とけてるのに、何で?




♪タイミング的におかしくないっすかー??






 突然わたくしの脳内で「パワーホール」が響き始めトレーナー姿の長州力が猛ダッシュでリングに上がって小川直也に詰め寄り、滑舌悪い言葉でひとことこう言い放ちます。



 それがお前のやり方か?



 つうかなんでパクリの汚名着せられたままなんですか?


 自分の勘違いをアナウンスしないのはこういうことだったんですか?



 そのまま今度は脳内再生中の曲が「キャプチュード」に変わり今度は青いジャージの前田日明がリングに詰め寄り不意打ちハイキックを放ったあとこれまた滑舌悪くこう叫びます。



 猪木(強者)なら何をやっても許されるのか!




 BEEFってのはプロレスみたいにそんなやりっぱなしが通用する儀式なんですか?


 そんなこと検索しても出てこないぞ。


 つうかそっちのルールこっちに押し付けてんだから最初にルールブック見せて下さいよ。


 もうどこまでいじめられ続けなければならないのか。




 Mek様が板橋区ラップやってぶらりしてた頃、日雇い労働者のわたくしは同じ板橋区を自転車で戸田公園まで走り建設中マンションのクリーニング作業に従事してたんですよ。


 そして仕事帰りにカップ入りの甲類焼酎一杯引っ掛けて自転車に乗りそのまま板橋区を縦断して帰宅してたりしたわけですよ


 ぶらりどころかベロンベロン板橋区なわけですよ。


 もうタイミングさえ悪ければ旧中山道でぶつかってそのままオヤジ狩りされてもおかしくない立場の違いですよ。


 強者と弱者なんか最初っからはっきりしてるわけです。




 なんでそんなに強者が勘違いで人を巻き込んでその間違いを認めず弱者に罪をかぶせ続けてるわけですか?


 もう即座にリプライですよ。



 小さいこと言いたくないけど♪


 泣き寝入りしたらもったいない♪




 そしたらなんか言い返してきたのでさらに連発で蹴り込みます。



 今トゥギャッターで確認したら全部でツイート五発くらい蹴り込んでました。



 さらにFacebookでメッセージ送ります。


 ブログか歌でお返事待ってます♪


 どういうことかお返事待ってます♪


 いや、ブログでいいです♪


 もうみんな歌は聴きたくないと思うので♪


 なんか一言ブログ書いて欲しいだけです♪


 そんだけです♪


 なんか一言ブログ書いて欲しいだけです♪


 そんだけでーす♪


 でーす♪

 という趣旨のメッセージをちゃんと伝えました。


 何度か繰り返し伝えないとわからないひとみたいなんで、全部で多分、四回くらい。




 という流れを経て翌日、ようやくブログ書いていただきました。



http://ameblo.jp/mekoli/entry-11202346503.html


 真摯に対応していただきうれしいです。


 ああよかったよかった。


 ようやくたこ焼きBEEF物語完結となりました。


 もう何ひとつ問題はありません。


 無責任に煽った方からもちゃんと謝罪していただきましたし。


 あらためて言うことではないですがたこ焼きは誰のものでもない事も最確認されましたし。


 ついでに言っておきますがプラプラデーン泰日協会の楽曲を人前で演奏したりする際にも許可は要りません。


 まあ、やりたいって方はいないとは思いますがどさくさに紛れてついでに。




 いえーあ、そんな感じー♪


 バンコク


 いえー♪


 俺の名前がหินขาว มังกริบน、のぼるちゃん♪


 そしてこのブログの文章はhomage to♪


 ありがと♪


 Mek Piisua a.k.a. MEKOLI from Itabashi to Bangkok


 Welcome to Bangkok


 でしたー♪


(クレジット↑ちゃんと書いたからパクリじゃなくてリスペクトです)






 さて、最後に今回の件についてうちのバンドのニケ様がコメントしてたのでそれをお伝えしたいと思います。


 ちなみに彼には、日本のラッパーと「ブアローイ」やろうと思うんですがいいですか? と打診しただけで快く了承していただきました。


 つーか説明できないし。


 いやできないこともないけどMek様のラップをいちいちタイ語に訳す作業に耐えられそうにないし。


 それはそんな作業させられたら日泰翻訳藝人としてもう死ぬかも。


 たこ焼きパクったとかそんな揉め事、恥ずかしくて日本語の枠内から訳出してこの国の人に説明とか絶対いやですよ。


 それこそ同じ日本人でかなしいね♪ ですよ。


 というわけで、以下ニケ様のコメントです。




 いやあ、Mekさんみたいな日本語のラッパー連れてきて一緒に「ブアローイ」やれるバンドは僕らプラプラデーン泰日協会しかいないよね!!!!




 ありがとうございます。


 追い詰められてとっさに出た苦肉の策に最大の賛辞をいただき光栄の至りです。


 さすが、ニコニコ動画で252,378以上の再生数を誇るオリジナル曲の作者は見てるところが違う。




 そうだようちのバンドはよくやったよ。


 この追い詰められた状況で誰もやったことがないことをやったんだよ。


 もうそれだけで満足です。




 というわけでせっかく日系バンドオンリーのイベントに呼んでもらえたのにしょっぱなからこんなトラブルに巻き込まれてしまったのはきっとわたくしの不徳のいたすところだったんだろうと反省しております。


 こういうことになったからには今後、日系のイベントには呼んでいただけないでしょうから、極力引きこもり、在泰日本人の皆様の目につかないところでひっそりと藝道修業に励みたいと思います。


 ようするにいままでと同じなんですけどね。


 せっかくなんでもう一度この国の路上で修行積み直すってのもいいなあ。


 いや、むしろ日本の路上かも。



 あ、そうそういい機会なのでお伝えしておきます。


 のぼるちゃん、お金が無いので二ヶ月以内に日本に一旦戻ることになると思います。


 恒例の出稼ぎです。


 まだこちらでやることがあるので戻ってきますがいつになるかはわかりません。


 まだちょっと早いですけど、在泰中は皆様にいろいろとお世話になりました。


 本当にせっかく呼んでもらったのにわたくしの不徳のいたすところによりいろいろお騒がせしてしまい、関係各位の方にはご迷惑をおかけいたしました。


 重ねて申し訳ありませんでした。


 それでは皆様またいつかー。



追記・似たような話を見つけてなんか他人事ではない気がしたりいたしました。
http://higai-kodai-mousou.seesaa.net/article/253408063.html