彼の中の日本。


 一日ずれましたごめんなさい。これ、十二日の日記です。コメント入っちゃってたら動かせないので十一日に書きます。

 友達に呼び出されました。彼はわたしの同級生でサムットプラカーン県パパデーン郡にある工場の社長です。会うのは三年ぶりです。厳しい調子で呼び出されたので、きっとこれは機械のマニュアル翻訳とかさせられるんだとか思ってたら一枚の紙を渡されました。

 その紙には一から十七まで番号がふってあります。吉幾三とか、徳永英明とか、山川豊とか、美空ひばりとか書いてあります。

 今度日本から来るとき十七枚のシーデーを買ってこいと言うことらしいです。

 日本での留学生活を経て十年以上経過した彼の中で、日本文化というものがどう変質していったのかわたくしはしばしそのことについて考えざるを得ませんでした。

 どういう留学生活を経ればこのラインナップが生成されるのか全く理解できません。

 まあ、でも六年前に受けた注文よりは驚きませんが。

 いやあでも、今日話してみたら、この六年間、米国のアフガン、イラク侵攻を経て彼のノビーに対する考え方はかなり変わったみたいで良かった良かった。

 ノビーは変わってないみたいですけどある意味。