年末年始の贈答品のやりとりなど世の中一般の慣習なんかわたくしには関係ないと思ってました。
ほらあたし、帰国子女だし。
去年までずっと外国にいたし。
それなのに。
それなのにそんなあたしに。
お歳暮が。
お歳暮が届いたのです。
しかも二度しか会ったことがなく初対面でビールごちそうしてくださったんでお礼にエロ本送ったら二回目にあったときにもビールごちそうしくださったという奇特な方。
ビールだけでも奇特なのに。
それなのに。
それなのになんと米沢牛です。
牛肉です。
生の牛肉が到着したのです。
思えば物心ついたときからうちの食卓には牛肉があがることがなくこれはてっきりうちは貧乏だから豚と鶏しか食えないんだと思ってたら30年以上たって母親がヒンディー教徒並に牛肉の調理ができないと言うことが発覚したこの実家の食卓において牛肉を食することはほぼ皆無なわけです。
ありがたい。
だって僕牛好きだもの。
つうかわたくしのために命を落としてくださった尊い生物の死肉であれば牛豚鶏だけにとどまらずネズミバッタメンダー芋虫なども美味しくいただいてきたのですわたくしの人生においては。
というわけで速攻で塩こしょうして焼き、ごはんに乗せてみました。
うめえ。
つうか世の中にこんなに柔らかい牛肉が存在することを忘れてたぞ。
ここ何年か水牛の肉ばっかり食ってたからなあ。