和田秀樹様へ

 はじめまして、わたくし白石昇といいます。


 突然こういった形でのメール失礼いたします。


 本日は和田様が取締役をされている会社の代表である吉川真一郎氏についてお願いがあってメールしたしだいです。


 わたくしは過去にMixiを通じて吉川氏よりゲームソフトのシナリオ製作を依頼されました。


 依頼されるまで吉川氏とは面識も交流もなく、マイミクのマイミクというだけの関係でした。


 そういったいわば一見さんの方から多額の原稿料が派生する仕事を引き受けていいものか迷ったのですが、教育関係の著作を多数リリースされ、通信教育などを主催されている和田様の関連会社からの依頼でしたから、まさかそういった金銭トラブルや詐欺のようなことはないだろうと思って引き受けました。


 それで依頼されたシナリオを書き上げて納品したのですが、原稿料はいまだに一円も支払われていません。


 吉川氏には何度もちゃんと支払うようにお願いいたしました。


 彼は誠意のない対応を繰り返すだけで、いっこうに払ってくれません。


 あまりにひどすぎるので、裁判所で支払督促手続きをとり、裁判に移行いたしました。


 当然、わたくしが勝訴いたしました。


 それがおととしの秋のことです。


 しかし、判決が出て裁判所から支払い命令が出てから一年以上たつというのに、吉川氏からはいまだに一円も支払っていただいてないのです。


 詳しい経緯は吉川氏に判決文を見せてもらってください。


 これです↓。


 判決が出てから一年以上経ちますから、そのあいだ吉川氏が毎日数時間バイトでもして下さればとっくに支払い終了しているはずです。


 ですが、吉川氏は一年以上も支払い要求のメールにも返信しないし、電話にも出ないし、内容証明郵便を出しても無視するのです。


 当然のようにわたくしの中には、もしかしてこのひと、裁判所から支払い命令が出てるというのに最初から払うつもりはないのではないかという疑念が生じてきます。


 検索してみたら吉川氏と同姓同名の方が以前にもゲームソフト製作に関する金銭トラブルを起こしているらしい事実が2ちゃんねるのログに残ってたりしてさらに不安はつのるばかりです(正確には2chじゃなくPINKちゃんねるかもしれませんが)。
http://www2.bbspink.com/801/kako/1036/10362/1036298668.html
http://www2.bbspink.com/801/kako/1044/10443/1044311521.html


 ずっと一年以上もそんな心配をしてたら先日、マイミクを切られました。


 どうやら不安は的中した模様です。


 いくらなんでもこの非常識さと遵法意識のなさには憤りを感じたので、マイミク切るならお金払ってから切ってくださいというメールを出したら、来た返信が以下です。


(黒字はわたくし白石のツッコミです。そのまま貼ると読み返しててなんか精神的につらいので突っ込ませていただきました)


subject: 御無沙汰しております。
Date: Wed, 20 Jan 2010 10:37:42 +0900

こんにちは

mixiは、友人がアプリで遊ぶために入っているようですが、私自身は使っ
ていません。


 サンシャイン牧場で遊んでる暇があったらバイトでもしてお金払ってください。

 あなたの畑ですくすく育ってゆく作物を見て、すごく悲しい気持ちになりました。


pcのメアドを伝えてあり、携帯番号も教えていますので、マイミクから外
す事に問題があるのでしょうか

友人でもない、裁判を行なった相手をマイミクにしてる方がおかしいので
はないでしょうか。


 お金払ってからならいいですよ。

 今の時点でマイミク切られると、どうしても支払いを踏み倒されているような気がしてとてもつらいです。

 たとえは悪いですが、逮捕状も出てようやく逮捕した犯人が罪も償っていないのに勝手に手錠はずしちゃったのを目の当たりにした警官のような気分になってしまうのです。


実際、ゲームの損害賠償をメーカに支払っているのは、私どもです。この
事についてどの様にお考えかわかりませんが、責任が全く無いとお考えな
のでしょうか


 自分で設定からやったならともかく、そちらが提示した条件と仕様でテキストを書き上げましたので責任はないと思いますし、その点に関しては裁判で第三者に判断してもらってるはずですが。

 というかメーカーにお金払ってるのなら、わたくしにもちゃんとお金払ってください。


現在、会社は解散し、活動をしておりません。

事実上の倒産状態です。


 それは残念です。


連絡は、このメアドか以前のアドレスで変わらず連絡取れますので、いつ
でも連絡ください。

吉川真一郎


 連絡したって無視して対応してくれないじゃないですかあ。

 といったわけでどうも吉川氏には自分が間違っているという自覚がないようです。


 裁判所で裁判官さんにもそう批判されてましたが。


 というかウソはつきませんって宣誓した法廷で、要求金額は払えないが、自分が主張している額なら払う、って言ってたのになあ。その額どころか一円も払ってないので、このままでは吉川氏がうそつきになってしまいます。


 たとえてみればこれは個人営業の弁当屋が千個以上の弁当の注文をうけて配達したのに、代金を一円も払ってもらってないのと同じわけです。


 どうか和田様の方から吉川氏にちゃんと裁判所の命令にしたがって支払うように言っていただけないでしょうか。


 このままでは書店で和田様の著書を目にするたびに、ああこのひとが取締役をしている会社はどうしてちゃんとぼくにお金をはらってくれないんだろうと理不尽な気持ちになりつづけなければなりません。


 和田様が経営に関わっておられる会社のやったことですので無関係とは言えないと思います。


 お手数ですがなにとぞご後援をよろしくお願いいたします。




          平成22年1月20日 白石昇