アメリカ人はいない。


 なんか今日タイとカンボディアがシーサケット県の国境でまたドンパチはじめたとツイッターで連絡入る。


 いやんもう明日サケーオ県の国境行ったとたん閉鎖されてたらどうしよう。


 もう泣くな。


(ちなみにドンパチの経緯などここでどうぞ)
http://d.hatena.ne.jp/whitestoner/20110209/1297209242




 で、まずはカオサン通りに出かける。


 いやサケーオ県国境行きのバスは午前三時台なので、それまでに米ドルを用意しようかと。


 いやね、カンボディアのビザ代って、タイバーツだったら千バーツなんですけど、米ドルで払うと20ドルでいいんですよ。


 300バーツ以上違うんですよ。だから米ドルで払うが勝ちなわけですよ。


 でも、いきなり明日行くの決めちゃったんで銀行もう閉まってます。


 どうしようかといろいろ悩んだ上にカオサン通りに行くことにしました。


 カオサン通りとは直訳「白米通り」。


 過去カオサン通りの裏に米卸売の問屋さんがたくさんあったことからこの名前が着きました。


 王宮が近いことから外国人旅行者が数多く集まるようになり、いつしか世界中の貧乏旅行者のメッカに。


 とまあそういうところですから米ドル持ってる奴なんて腐るほどいるでしょう。




 と思いバスに乗ってカオサンに着いたところ両替所はすべて閉店。


 あれれそれはもう仕方なくやっぱナンパするしかないですか米ドル持ってそうな西洋人を。


 30分くらいで44人くらいの欧米人に声をかけます。


 ひとりもアメリカ人はいません。


 ああそうだそうだった。


 カオサンにはアメリカ人ほとんどいないんだった。


 心折れてしかたなく路上の靴売のおともだちにお酒をごちそうになります。


 いや俺こんな深夜になにやってるんだとか思いながら。