正午からバイトで店に行くと今日は祝日だからまず店の掃除をしなさいといわれ、床を掃いて拭く。
終わるとまかないタイム。
ゲーンソム。
目玉焼き。
なんかわからない卵料理。
しかしこのデジカメ、マクロ設定の仕方がわからん。
はじめて見る料理だったので、これはなんですか? とメーに聞くと、なんかわかんないけど適当に卵と野菜と調味料入れて味付けただけ、と言われる。
どうやら混ぜてレンジでチンしただけらしい。
いやしかしそれでもなんかエキゾチックな玉子丼の具みたいになってるのはさすがだ。
さすが三十年以上料理作って商売してる人だ。
それから皿を洗って仕事がないのでビラを配りに出かける。
なんか皆さん受け取ってくれる。
一時間ほどで七十枚ほど。
信じらんねえ。
しばらくして店に上がっていくとお客様が三組以上いる。
祝日なのになんだこれは?
帰り際に話し合った結果、どうやら祝日は皆様イライラしてないからビラ受け取ってくれるし素直にビラ読んで食べに来てくれるんだろうという結論に達する。
メーにあんた来月までお金あるの? と聞かれる。
来週にはキャッシュカードが再発行されるからたぶん大丈夫と答えておく。
やさしいなあ。
終わって献血ルームへ。
途中歌舞伎町のど真ん中で前から来た警官二人に、ちょっとすいませーん、と声をかけられる。
ああまたかよう、と思いつつ、はーい。この自転車防犯登録も車体番号もありませーん、と自己申告しながら自転車を停める。
あ、そうですか、なら行ってもいいですよ、と警官。
へ?
いいんですか?
あ、でも荷物だけちょっと見せてくださいねーと警官。
素直に見せるがバックバックにはぜんぜん入ってない。
警官はちょっとだけ見ると、はいご協力ありがとうございました、と言って去ろうとする。
へ?
身分証明証のチェックもなしですか?(現在そんなものなにひとつないけど)
たいていこういうときはあるもんなんじゃないんですか?(過去のこういうとき1・2・3)
なんかうれしくなったので、ぼく二日前に貴重品全部盗まれたんでよろしくお願いしますねー、とにこやかにお願いしておく。
警察から連絡が行くと思いますんで、と言ってさわやかに去る警官二人。
やさしいなあ。
いろんなひとにやさしくしてもらったのでひとのピンチな状態を救うべく協力してきました。
しかし成分献血の採血中ってどうしてあんなに眠くなるんだろうね?