時給計算。


 長崎でコンビニやってたときは一時間800円未満でした。

 深夜でその値段でした。

 東京に来てからおもに二つの仕事をやってます。

 タイ料理店のバイトは昼だけどそれよりも少し高いです。

 小学校で教える仕事はそこらへんの水商売女性と比較しても高いです。

 びっくりするほど高いです。

 まあ、タイ語で教えられるってことでその値段なんでしょうけど。

 でも、週四時間しかないけどね。

 それでも一ヶ月でここの家賃払ってご飯食べられるくらいにはなります。

 当然、家賃は共同生活なので安いし、ご飯は自炊なので一日200円いかない、って前提の元ですが。

 すみませんいきなり時給の話です。

 なんかいろいろ考えてみたのです。




 いろいろと考えた結果ふと、前回作った本を時給換算してみようと思い立ちました。

 ウドムさんの事務所にいて仕事している時間が一日七時間、アパートに戻ってからの仕事が二時間以上、それが週五日続きます。

 まあでもめんどくさいので一日七時間を週五日ということにしましょう。祝日とか舞台とか個展の準備を手伝ったりとかもあったし。

 製作期間は二年と三ヶ月。

 ですので計算すると585日(実働)だから7かけて4095時間。

 本の定価が450バーツ(泰国販売価格)で翻訳著作権使用料(印税)がその四パーセントだから18バーツ。

 初版三千部だから全部で54000バーツ。

 ということなので五万四千バーツを四千九十五時間で割ります。

 約13.2バーツ。



 一バーツ三円計算で、39.6円


 おいおい。


 すげえ数字出てきたよ。


 オファーを請けてやった仕事の時給単価がこの額ですか。


 まあなんかの間違いでさらに増刷とかあったりしたら一挙に倍になったりしますけど。

 それでも今の時給には遠く及びません。


 そうか。


 時給39.6円で作ったんだこの本。



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 まあでも、こんな商売してるわけだからそれでも満足なわけですが。

 やりたい仕事を請けて約束どおりにやったわけですから。

 それにこの仕事というか商品というか作品の権利はずっとぼくにあるわけですしね。

 だから本業副業にかかわらず時給とかはあんまり気にしないわけです。

 家賃さえ払えれば何とかなるし。

 東京は長崎に比べても安い食材が簡単に手に入るしね。



 で、今日は何でそんな小汚くお金の計算なんかしたかというと、今日派遣のバイトに行ったわけです。

 時給がいいのかどうか知りませんが商品陳列のバイトに。

 ほら、前回かなりいろいろと楽しい仕事だったのでもう一度くらいやってみたくて。

 ちゃんと時間通りに電車に乗って神奈川県に行ったわけです。

 でも来ないんです。

 来るはずの主任さんが来ないんです。

 携帯に電話してもつながらないんです。

 派遣会社に電話して、今日は突然中止になったと知らされたときには仕事開始時間として指示されていた時間を一時間半ほど過ぎておりました。

 明らかに派遣会社のミスなので向こうは平謝りです。

 指示された通りにそのまま帰ってきました。

 五時間半働く予定だったのですがその半分の報酬を払ってくれるそうです。

 一時間半待ってただけで2時間15分働いた分のお金もらえるのだから時給換算でいえば倍近くなのですが、非常に気分が悪いです。

 不完全燃焼です。

 ぼく今日商品陳列やりたかったのに。

 なんか自分の中で盛り上がってたのに。

 まあでもひさしぶりに二時間くらい電車に乗れて楽しかったからよしとすることにしよう。

 かなり無理矢理によしとしてますが。



 というわけで帰ってきてご飯を作ります。


 お金もないのであるもので何とかしようと考えた結果できたのがこれ。


 大根のお好み焼き。


 ソースはにんにく炒めに酢味噌砂糖ダレ。




 予想外。

 これはありかも。

 つうかこれはけっこういけたかも。

 なんかね。

 一口目の食感と味は茄子田楽なんだけど、大根の味が遅れてやってくるって感じ。